オーナー経営者総合サポートとはなにか

私のホームページには、オーナー経営者を総合サポートとタイトルにあります。今日は、それがどのようなものかを説明してみます。

まず、「オーナー経営者」とは何かです。
「オーナー経営者」とは、(株式会社であれば)株券のほとんどをご自身または親族が保有し、且つ実際に経営に携わっている方です。

一般的には、個人(オーナー)が会社を作り、資金を会社に投入して、事業を起こします。
最初のうちは、事業規模も小さいので、すべて一人で業務を回すことができます。

事業が順調に進みますと、新たに事業所や支店を開設します。
事業によっては、お客様対応も増えてきます。
人員を増員するため、採用活動の頻度が増えてきます。
従業員数が増えれば、人事上の課題やトラブルも人数に比例して、発生します。

販売促進のため、集客サイトとも契約し、ホームページの更新もしなくてはなりません。
仕入の安定確保のため、取引者数も増やします。
さらに安心のためにもう少し銀行借入もしておきたいと思ったりもします。

このように事業規模が大きくなっていくにしたがって、やるべきことの分野が増え、また、高度化していきます。

優秀な経営者の方であれば、そつなく器用に何でもできてしまう方がたまにいらっしゃいますが、多くの方は苦手なものにも時間を取られてしまい、事業拡大にブレーキがかかりそうです。
(念のために書いておきますが、大きくすることがいい事業である、と申し上げているのではありません。小規模でも楽しい人生を送ることはできます。)

そこで、それまでの経験値から引き続きご自身で対応可能(得意)なものと、門外漢のため、対応が難しい(不得意)ものとに分け、門外漢のものは、思い切って、人に任せてしまえばいいのです。

では、一体誰に任せたらいいのか。世の中には、それぞれ専門家がいるので、個別にお願いしてもいいのでしょうが、それだと結局、専門家対応であまり忙しさは減りません。

また、企業がかかえている課題は、複数にまたがる事象も多く、専門家単独では、対応しきれないこともあります。

そこで、事業以外の領域を包括的に引き受け、経営者を一括でサポートしましょう、というコンセプトを「オーナー経営者総合サポート」と呼んでいます(場合によっては、事業そのものの支援をするケースもあります)。

言い換えると、その企業が持っているリソースでは足りないものを社外の機能と連携(協働)させることによって、ひとつの事業体として捉え、推進していきましょう、ということです。
このような機能を提供できる方は、あまりいませんが、もはや中小企業といえども、一人ですべて経営できる時代ではありません。

このブログでは、過去から現在までに多数の経営者を支援してきた私の経験にもとづいて、オーナー経営者が事業を前進させるための具体的なヒントや、課題解決の事例、気づかずに陥りがちな落とし穴とその対処法などを発信していきます。

また、オーナー経営者だけでなく、オーナー経営者をサポートする参謀、経営企画、M&Aなどを考えている経営中枢にいらっしゃる立場の方などにもお読みいただければと思います。